『かわいそうなぞう』の話

『かわいそうなぞう』の話

8月15日は、終戦記念日。

TBSラジオに〔秋山ちえ子の談話室〕という日本一の長寿番組がありました。
自身の意見がハッキリ伝わって来る放送でした。
オレンジパパは、いつもこの放送を楽しみに聴いていました。

毎年終戦記念日には、土家由岐雄さんの『かわいそうなぞう』を朗読していました。
高齢で番組が終わる時、オレンジパパは初めて秋山さんにハガキを書きました。
「今後はわたしが、かわいそうなぞうを語り継ぎます」と。
10年ほど前のことです。
秋山さんからは、
「ゆっくり頑張ってください」
と丁寧に書かれたお返事もいただき、宝物にしています。

毎年8月になると思いだす大切な一冊です。
『かわいそうなぞう』の話


第二次世界大戦中、東京の上野動物園で、猛獣が逃げ出すと危険だからと殺処分されることになりました。
象にも毒の入ったエサを食べさせようとしたのですが、象たちは食べません。
それで、エサも水も与えず、餓死させることになったのです。
お腹のすいた象たちは、エサをもらえるかと自分で芸をして訴えました。

毎年この絵本を読もうとするのですが、
最後まで1回で読み終えたことがありません。
涙が邪魔をします。



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この記事へのコメント
はじめまして(^。^)
秋山ちえ子さんの番組ボクもよく聞いていました。
このお話しは映画にもなっていますね。
戦後、再度上野動物園に象を迎えるとき
飼育係の方が園長さんに
「私達はこの象が天寿をまっとうするまで
平和でいることができるだろうか。
もうあんなことは二度としたくない・・・」
という言葉がありました。
このセリフを聞いたとき
想いを次がねばと想いました。
Posted by あさひ整体 at 2011年08月15日 11:23
あさひ整体さん、コメントありがとうございます。
似たような長寿番組で、永六輔さんの「誰かとどこかで」も好きな番組で、いつも聴いています。

『かわいそうなぞう』は、悲しい話なのに、思いやり・愛情にあふれていますね。
平和への思いにも共感してくださり、ありがとうございました。
Posted by オレンジパパ&ママオレンジパパ&ママ at 2011年08月15日 16:43
永さんも御歳を召され
歯の修理中のせいもあり
一時期ほどではありませんが
言葉が上手くいかず
大変そうですね。
ボクも金曜日7円の詩が大好きで
本も持ってます。
「朝の歳時記」も終わってしまい
昭和以来の名番組も
「誰かと何所かで」くらいになりました・・・
永さんには是非ともがんばって欲しいです。
Posted by あさひ整体あさひ整体 at 2011年08月15日 18:44
あさひ整体さん、こんばんは♪

すごく昭和の匂いがしてきましたね~。
永さんの番組もいいですね。

「小沢昭一の小沢昭一的こころ」も
昭和から続く番組ですね。
必ず「お囃子山本直純」と何十年も耳にしています。
秋山さん、永さん、小沢さん、それぞれの初回放送を
聴いてみたいものです。
Posted by オレンジパパ&ママオレンジパパ&ママ at 2011年08月15日 23:35
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