オレンジパパの　★おれんち・タイム★

雨降りの水曜日、久しぶりに映画鑑賞をしてきました。
映画のタイトルは、「私は猫ストーカー」です。
映画の公開は、9月19日から10月2日まで。
映画の公開初日には、シネマ・イーラで、この映画の監督と、
原作者の浅生ハルミンさんの舞台挨拶があったようです。
監督の鈴木卓爾さんは、磐田市出身だそうです。
原作者の浅生ハルミンさんは、イラストレーターで、
映画の中にも楽しいイラストやアニメーションが出てきます。


ストーカーというのは嫌な言葉ですが、
主人公の女性は、本当にタイトルそのままの行動をしていました。
猫好きな人間が、地域に暮らす猫たちを追いかけ、
写真を撮ったり、生態観察をしてイラストを描いたりするのです。
東京にこんな場所があるのかと思われるような、
猫がいっぱい暮らす町。
猫たちは、演技をしているようでもあり、
自然な姿を見せているだけのようでもあり・・・。
主人公のハルと一緒になって猫の姿を追いながら楽しみました。
公園やお寺の境内で猫たちに食べ物を与える人たちがいたり、
地域猫たちに避妊手術をした後の耳の印がなかったり・・・
これでいいのかなとちょっと考えさせられる場面もありました。
舞台となっている古本屋の看板猫が姿を消して、首輪がプチッと切れるシーン。
せつなさが残りました。
ストーリーはあっても、猫を中心にゆったりとした時が流れて、
とても癒される映画でした。